【プラモデル】タミヤ YAMAHA XV1000ビラーゴ

キラキラ

前回のCB400SFに続いて今回はXV1000ビラーゴです

あまり馴染みのないバイクですがプラモデルでアメリカンって少ないんですよね

中身はこんな感じ

アメリカンだけあってメッキがとにかく多い

しかしこのメッキが迷うところなんですよね そのまま組むと玩具みたいなキラキラになるし・・だからといってシルバーだと本物のメッキの質感とは違う

マフラーやエキパイあたりはメッキそのままで他はシルバーにしましょう

 

塗装に関しては完全なオリジナルです 

今回のテーマは「サンバースト塗装」

これはギターなんかの塗装で使われる手法です

バイクだとSRでありましたね 

カッコいいいいいいいいいいいいいい!

いつか実際のタンクでやってみたいのでとりあえずプラモデルです

 

まずは基本色のメタリックグリーンを全体に塗ります

下地にはシルバーを塗りました

黒とクリアでかなり透明に近いクリアブラックをつくって周りを徐々に染めていきます

マスキング等は無しです

相当薄いクリアブラックなので多少ははみ出ようが関係ありません

全体をみつつキレイなグラデーションになるように時間をかけて塗りました

しかし厚塗りになるのでホコリの混入が増えてしまいましたね

ヤマハのロゴに金を塗ったあと今度はただのクリアを塗り重ねていきました

同じようにサイドカバーもサンバースト塗装していきます

いい感じです

エンジンは下地に黒を塗ってからシルバーで塗装

ワンポイントでメインカラーのメタリックグリーンを入れました

しかし塗装の出来はどうであれ空冷Vツインエンジンは美しいですね

模型向けだと思います

ハーレーは模型化には厳しいんでしょうか?? それもと需要がないのかな

ついでにフレームも同じようにメタリックグリーンを

カスタムバイクっぽくしたかったのですが正直ココは失敗でしたね

というのもフレームを同色で塗るとせっかくのサンバースト塗装が埋もれるんですよね

ここは黒にしとけばよかったです 

しかし発色はよくキレイなんでいいでしょう

プラモデルでもカスタムバイクにしてる人がたくさんいますけど社外品がある理由じゃないしよく作れるもんですな

いつか新しいキットを買ってボバータイプにカスタムしてみたいもんです

  

エンジンをを乗せました

毎度思いますがこの辺の作業は個人的にバイクのプラモデルで一番面白いあたりです

いかにもバイクが組み上がっていく感じ

そしてバイク模型の華エキゾーストです

 あまりにキラキラすぎるので2000番で曇らせました

さらにフロント部分を組立てます

dav

このハンドル形状はなんていうんでしょうか 

日本では一時期からドラッガースタイルが人気になったのでみなくなりましたが以前は学生向けの通学用自転車でもこのような形状が流行りました

カマキリといってステムからハンドルバーがカマキリが鎌を構えたかのように飛び出していたのです

コレを読んでいるような中年にはお馴染みでしょう

さらに当時の学生はハンドルを前に倒しグリップを内側に入れて乗っていましたね ダセェ!

しかしブリヂストンやミヤタが出していた当時はごく普通の自転車であってフラッシャーのような色物ではありません

今見るとなかなかカッコいい

 

そんな事を言っている間に完成です

クリアケースに入れたら高さが足らずミラーが曲がってしまいました・・・

やりたかったサンバースト塗装はそこそこ上手く行きました

ただやっぱりフレームを同色にしたのが・・・

でもまあこれはこれでカッコいいです 元々フレームを塗ってみたかったですしね

しかし毎度のことながらシートがネックです

どうしてもプラスチック感丸出しになってしまいます

つや消しを入れたりあえてムラをつけてみても柔らかな見た目になりませんね

しかしまあ上出来です

というか模型の出来より写真の下手くそさが気になる 驚くべきことに全てブレています

という訳でプラモデルづくりを初めて12台目のヤマハXV1000ビラーゴは完成です

古いキットだと思われますがさすがタミヤ 苦戦する部分は一切ありませんでした

塗装が好きな私にとってはこの組やすさは有り難いです

数少ないアメリカンなのでそういった面でも面白いキットでした 

  

ここからは模型とは関係ありません

ビラーゴといえばドラッグスターが出る前のヤマハ製アメリカン

日本でアメリカンブームが来る前のアメリカンという印象です(あくまでも私の中で)

私は残念ながら国産アメリカンやハーレーを所有したことはありません

しかしブームの頃は友達がバルカン400を買ったりVツインマグナを買ったり周りにたくさんありました

中でも思い出深いのがバルカン400です

当時上京したてて高校時代の友達3人で同居していました

もちろんみんな金なんかもっておらずその日の晩飯を食うのでさえカレーパン1個ですませるか明日の朝を考えて食パン一斤買うかなんて極貧生活です

電話や電気が止まるのなんて日常茶飯事でした 光熱費は3人で負担していたのですが金を預けると競艇に使ってしまうタワケがいたのです

そのタワケが極貧の中いきなり新車のバルカン400を買ったのです

もちろんローンです 総額70万円をなけなしの2万円の頭金で買ってくるという・・・・

その2万円ですらあったのが驚きだ

 

もちろん翌月からはローンの返済です70万円の24回払いなので月3万円という無理のある返済計画

そいつは引っ越し屋と居酒屋を掛け持ちしながら必死に働き貧乏な僕たち二人よりさらに厳しい生活をおくっていました

パン一個買うのにも大きさと価格で長々と悩みジュースは買わず1リットルの紙パックの麦茶を愛飲していました

僕も金がありませんでしたが下には下がいるもんだなぁ・・・と思ったものです

そんな生活ですからガソリン代など捻出出来るわけもなくバルカンにはいつもシートがかかっていました

しかし僕が初めてのバイクZZR400を買った時ツーリングに誘ってくれました

行き先は新宿 三鷹に住んでたので新宿なんて目と鼻の先ですが僕たちは田舎者だったのでバイクで新宿を走るなんてのは数年前には考えられない非現実的な事だったのです

甲州街道(20号)に乗って調布警察署の横を通り首都高の下を走り新宿駅の高架をくぐってアルタにつきました

せっかくだから服でも買って帰ろうと言うことになりました(金もないくせに)

いったいどこにバイクを停めたのか全く記憶にありませんが1~2時間はブラブラしたと思います

私は服にあまり興味がなかったのですが友達はある店でジャケットを買おうがどうか長考していました

2万円くらいなのでそんな金はないのですが当時そいつはいざとなればプロミスに行っていました

結局悩み抜いたすえに諦めて三鷹に戻り今はなきマルカワで似たような(いや全然似てない)ジャケットを3,000円くらいで買っていました 

借金だらけなんだからそれすらも不相応だと思いますが

 

バルカンは翌日からまたカバーをかけられ大学卒業前に売られて行きました

走行距離は3000kmも行ってなかったと思います

売ったと聞いた時はなんでか少し寂しかったですね

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