なぜ流行らないんだ!
このブログでも何度か紹介してるAZのラバーペイントZEQUE
知らない方に簡単に説明すると一般のラッカーや水性と違って剥がせるというもの
塗装というよりはゴムの薄い皮膜をつくるという感じですね
【自家塗装】ラバーペイントAZ ZEQUEにラッカー塗料クリアを上塗り
今回は軽トラのサイドミラーを塗ってみます
普通にやってもブログのネタ的に薄いのでマスキング無しでやってみましょう
(メンドクセーですし)
ラバーペイントの特長が剥がせる事ならわざわざ面倒くさいマスキングなんてやらなくていいじゃないか!
パーツクリーナーで汚れを落としつつ脱脂もすませました
当然ですが足付けやミッチャクロンなんかも使用しません
それやったらラバーペイントの意味ないですしね
一番手間をかけたのは缶のカクハン!
これはしつこいぐらいやった方がいいです
という訳でイキナリ噴射!
一回目にしてはちょっと乗せすぎですね・・
はじいてるように見えますがこれは脱脂が足らないというよりもラバーペイントの特長だと思います
それと塗る対象がミラーメッキというのもあるでしょう
15分程度のインターバルをとって大体3回~4回程度に分けてそめていきます
厚吹きし過ぎに見えますがラバーペイントの特長として余程の事しない限りタレる事はほぼ無いと思います
塗装としてはラッカー缶スプレーより簡単です
ただ水っぽくベタッとした塗料が乗っかる感じであまり気持ち良いとは言えません
下の方が薄いですがコレは完全に私のミス
どうせ剥がせるとは思いつつもあまりはみ出したくないのでボディーに近い部分が薄くなってしまいました
乾くとこんな感じです
下地がメッキなので薄い部分が分かりやすいですね
薄い部分は上から吹いとけば大丈夫です
もともとつや消しというのもありますが塗装の神経質さは全くありません
上の画像ですでにハミ出したミストがボディを汚していますが
御覧の通り こんなのラッカー缶スプレーだったら悪夢です
かなり大きなミストになってますね
この辺もラバーペイントの特長でしょうかね 私の塗り方?
メッキの上からという事もあって4回塗り重ねました
多くの軽トラのサイドミラーが黒の樹脂製という事もあって違和感ゼロ!
では剥がしてみましょう
バッチリかかってますがコレを指でこすると
こんな感じで剥がれます
水性塗料のようにこすれて薄くなるのとは違い圧を加えると一気に剥がれる感じです
ですのでその圧に達するまではしっかりと定着しています
日常でその圧が加わる事はほぼ無いんじゃないでしょうか
有るとしたら尖ったものが当たった時とかですかね
思った程簡単に剥がれませんがこれはむしろメリットでしょう
面倒くさいのでパーツクリーナーをかけます
かけたところは簡単に剥がれました
ですので剥がす予定のない部分にかけてはダメですね
しかしこの塗装を剥がしてく感覚はなかなか気持ちイイ
不安のあったドアモールのゴムやミラーの樹脂も剥がれました
ただ劣化して白くなった樹脂部分の色合いが変わりました コレはゴムが剥がれないというよりも溶剤で色が変わった感じですね 樹脂の光沢復活剤的な作用でしょう
それよりも隙間に入ったヤツが問題ですね
ミラーの付け根みたいなトコならつま楊枝なんかでちょっとこすると取れますけどね
完成!
なかなかいいじゃありませんか
軽トラなんで黒のミラー似合ってますね むしろメッキよりもこっちのほうが自然です
作業的にはものすごく簡単です インターバルを除けば剥がす時間をいれても30分以下です
上に書いたようにラバーペイントはタレずらいのとつや消しなので誰がやっても失敗はほとんどないでしょう
あるとしたらラバーペイントならではの失敗です
乾燥後何かに当たって剥げた場合そこをきっかけにベロベロ剥がれます
こちら自転車のフロントフォーク
ラッカー塗料のように軽くやすり掛けして補修という事はできません
もっともそんな接触あったらラバーペイントの剥げなんぞより余程大事ですけね
使用量はどれくらいでしょうか?感覚的には1/5かそれ以下です
ラバーペイントは厚いので隠ぺい力は高めです
ものすごく面白い塗料ですが思ったほど流行りませんね・・・
まあこれは塗装やDIYに対する考え方の差もあるのでしょう
多くの人は塗装したら末永く付き合いたいと思うでしょう 重要性なの耐久性です
でもラバーペイントの耐用年数はAZの目安では3~6カ月と一般の感覚ではかなり短いです
実用的なモノというよりちょっとした気分転換とかDIYや車バイクいじりが好きな人向けです
実際こうやってミラーの色かえるだけでも雰囲気大きく変わって面白いです
それに実用的なメリットも実はあるかもしれません
小傷から守ってくれるのもありますが空気と触れなくなくるので錆からも守ってくれます
自転車なんかにもいいんじゃないでしょうか
まあ私は失敗しました
最近だとヘッドライト用の剥がせるペイントもありますしね
こちらはAZからは発売されてません
今回マスキング無しでやりましたが本来はマスキングは必要です
AZの使用方法でもそう書いてあります
確かに剥がせるのですが車のボディって凄く柔らかいので剥がれないからと爪をたてると簡単に線傷が入ります
またゴム製品くらいなら剥がれますが網状のものや繊維だと取るのは大変でしょう
普段AZ商品を愛用していますが安くて品質が高いので私のようなDIY好きには非常に有難いブランドです
こちらZEQUEも他社のラバーペイントが2000円とか3000円する中なんとマットブラックは600円という価格破壊っぷり!
DIYの味方です