やっぱりKTC?
KTC 9.5sq ラチェット ハンドル
こちらは頂きものというかおまけでつけてもらったものです
KTCの一番スタンダードなラチェットですね
KTCの工具セットに入っているのもコチラ
工具のスタンダードといえばKTCそのKTCの最もスタンダードな工具セットに入っているというある意味もっともスタンダードなラチェットハンドルです
しかしロングセラーという事もあって10年くらい変わっていません
正直言って最近の台湾製の工具に比べて特に何が良いとも感じません
というかむしろ台湾製の方が良いと思います
KTCの仕様はギア数は36歯 最近では安いものでも72歯で90歯も珍しくありません
Ko-kenは36歯を出してますがそちらは空転トルクの軽さを追求した結果ですね
KTCは空転トルクもかなり重いです
とりあえず私が持っている3/8のKo-kenアストロ2本TONEの中では断トツで重いです
ヘッドのサイスも3/8としてはかなり大きめ
TONEの1/2と同じくらいあります
首振り機能もありません
これで定価5,620円実売3000円前後はなかかなのものですね
海外製であればスイベルやフレックスの72歯が買える値段です
純粋にDIYで使う道具として一個買うならそちらを選んだほうが何にでも使えて便利でしょう
ここからは工具オタクとしての(主観と偏見だらけの)見方ですが
メッキの質感なんかはやっぱり高いです
安い工具の鏡のようなキラキラさじゃなくほんの少し落ち着きがあっていい感じです
形状は今となっては野暮ったいですがそれがまたいい味になってると思います
ぱっと見よくあるラチェットハンドルですがヘッドからシャフトにかけての緩やかなカーブに加えてグリップ部分は独自の形状です
ヘッドに近い部分を握りこんだ時緩やかなカーブとグリップのくびれのおかげで手にピッタリはまります
さすがMade in Japan日本人の手にジャストフィットです
これは握ると誰でも実感できると思います
またヘッドがデカいので重心がヘッド部分に寄っていて思いのほか使い勝手が良いです
ラチェットは何度もグリップを振るので重心はヘッド側にあるほうが楽です(私の場合)
これはヘッドが小さくなればなるだけ相対的にグリップが重くなるわけですから特別他の商品より優れてるって訳じゃないです
自分の中ではKTCというだけで十分価値がありますね
デザインが変わってないだけに当時欲しかったものそのものです
それに古いとはいえKTCですから工具として一級品なのは間違いありません
実際使っていても非常に気持ちよく自然と手が伸びる工具です
KTCの工具が一つ増えたので改めて工具箱を見ると驚く程少ない
プラスの貫通ドライバー、メガネレンチ7本 ロングストレートメガネ1本 両口スパナ1本
ソケットは試供品のネプロス一個だけです
KTCが増えない理由は単純に価格です
3/8の10㎜で比較した場合
FLAG 297円
TONE 361円
SIGNET 380
Ko-ken 518円
Ko-ken Z-EAL 547円
KTC 555円
WERA 888円
KTCネプロス 1,068円
スタンダードというよりも高級な部類ですね
そしてKTCは総合メーカーとしてのイメージが強すぎて品質はいいけど特化してるイメージが薄い印象
日本には安くて高品質な専門メーカーがたくさんあるのでそういった部分も影響してますね
ドライバーならベッセルがありますしプライヤーならケイバやフジ矢やツノダやメリーが安く買えるのであえてKTCを買うに至りません
あとKTCの樹脂グリップはデザインがイマイチだと思う・・
黒に赤なら電動ラチェットのようにKTCの文字を入れてほしい
KTCの赤いロゴはカッコいいんですよ
高くて買えないけど
一方でメガネやスパナなどは使い勝手がよく品質も抜群です
質感はもちろんですがオフセットが少なめですごく使いやすいです
こういった部分のコダワリは自動車工具のKTCならではという感じ
迷ったらとりあえずKTCというのは今も変わりませんね