バイク以外の用途で買いましたが

SK11 オートアジャストウォーターポンププライヤー 1,759円【amazon】
ちょっと工具を持ってる人ならクニペックスコブラを思い起こすでしょう
クニペックスのプライヤーの特徴として上あごをサンドイッチするような形状になっています
SK11オートアジャストウォーターポンププライヤーも同形状になっています

メリットとしては剛性叩かく力が横に逃げないそうです
もっともこれはSK11だけじゃなく最近は多くのメーカーが採用しています
この製品の特長は名前通りオートアジャストです
対象物に対して握り込んでいくとロックがかかります
一般的なウォーターポンププライヤーはグリップを開いて調整します
コレが結構微妙なシーンがあります
対何度も掴みなおすような場合大きくひらくと調整が変わってしまう事があるのです
ずれるたびに調整しなおしてというのは結構面倒くさい
車載工具に使われるプライヤーは大抵2段階調整ですね

ロブテックスみたいなちゃんとしたメーカーだと使うのにさほどストレス感じるような事はないですけどね
自動で調整してくれるならこんなに楽な事はないですが果たしてどうでしょう
構造は割とシンプルでツメがつっかえ棒の役割を果たしてロックします

ラチェットレンチなんかと似たような機構ですね
グリップ部分のシルバーのパーツがいかにもって感じですがコレは下顎パーツがスムーズに前に動くようにするガイドです

オタク目線で言うとカラーが違うのでとってつけた感があってカッコ悪い 同じ質感にしてくれたらなぁ
自動調整となると丁度いい幅にならないかなと思いましたが歯数が多いのでわりと自然で力の加えやすい握り心地です
握り込むとカチカチとアゴが絞まっていくのが結構気持ちいいですね
こういう使うだけで気持ちい工具は私みたいなオタクには良い工具です
ただ広げる時に若干渋い
これは精度の問題じゃなく構造上歯が引っかかるので仕方ないですね
ラチェットでいう空転みたいな感じです
まあそんなに何度も調整することなんかないでしょうけどね
全開にするなら両手で広げてやる必要があります
同じボルトやナットを掴みなおすのであれば適度に開くだけで全く問題ありませんから全開にならないからといってそこまで影響はないかな
一番重要なアゴの形状ですがクニペックスコブラと似通っています

上クニペックス 下SK11
似てるだけあって握り込めばかなり強力に咥え込みますね
剛性もあるのでプライヤーとしての不満は全く感じません
ただこういった工具はピンチに陥った時ほんの僅かの差で結果に違いがでるのでそこまでは分かりません
クニペックスコブラは実際に救われた事が何度もあるので私の実績の中でクニペックスの方が上ですが今後は分かりません
それにコブラは4,500円くらいしますしね
この工具バイク用に購入したのではありません
私は空いた時間に近所のコンバインの運転を請け負っているのですが時々刈り取った稲がコンバインに詰まるのです
これが最悪で大型コンバインの物凄い圧力で歯車に詰まった稲わらはちょっとやそっとじゃ抜けません
抜く方法は一つ 少しづつ時間をかけて抜いていくのみです
大袈裟じゃなく稲わら数本づつ1時間以上かけて抜いていきます
この時プライヤーを使って抜いていくのですが車載のプライヤーがとにかくなまくら工具です
剛性は無いし握りづらく力は入らない
中でも一番腹が立つのが開いた際に調整がずれてしまう事です
何十回も掴みなおすとなるとめちゃくちゃ面倒くさい
トラブルでイライラしているときにこういう工具は本当にストレスになります
そう考えるとお手頃価格で品質十分のSK11はいいんじゃないかと思い購入しました
実際使ってみて買って正解でした
剛性は高くグリップが長く力をこめやすい
ネックは上で書いたように全開まで開く場合は両手で広げる必要があるのがちょっと面倒かな
それでも麦わらみたいに最初に嵩張っているものだとプラス面の方がずっと大きいです
コンバインに詰まった麦わらの除去なんて特殊な使い道ですが・・・
シーンに特化した工具って手放せなくなるんですよね
さすがにメーカー名も入ってないような安いプライヤーとは全然違いますね
よく安い工具はダメなんていいますが私はSK11なんかは安物工具とは全然違うと思います
メーカーが名前を背負って出してる工具ですからね
何より気持ちよいので普段使いしたくなります
こうやって結局バイク用というか工具のコレクションに追加される訳です