ラッカー塗料との違いは??

モノタロウ 黒染めスプレー 1090円
私は良く知りませんでしたがラッカースプレーや水性スプレーとも違い主成分はグラファイトだそうです
自家塗装の最大の弱点は塗膜の弱さです
塗る対象がアルミやステンレスだと爪で引っ掻くだけでも剥がれてしまいます
何でも黒染めスプレーなら金属ならプライマー無しで使えるとか
これは試してみたいという事で自転車のパーツに使ってみました
塗るのは錆びたクランク

サビが深くまで進行してるので錆落としでは落ちません
表面をグラインダーで研磨します

ナイロンディスクで研磨したので表面は足付け状態になっています
塗装

染まり方はすごくいい感じです
下処理と条件が整った時のラッカー塗料のように均等に染まって行く感じです
私みたいな素人が使ってもそうそうムラになることはないと思います
そして乾くのが早い 薄塗りすると塗ったそばから乾いていきます
ツヤを求めるような塗料ではないと思いますからこれはかなり使いやすいですね
肝心の塗膜の強さですが
かなり塗り方に左右されるのかな?という感じです
まあこれはラッカー塗料でも同じですが厚塗りしてしまうと爪で引っ掻くと簡単に剥がれてしまいます

ラッカー塗料のつや消し黒と同じ感覚で塗りましたがこれでも厚塗りだったのかもしれません
逆にクランクの裏側なんかは適当にサラッと吹いたせいかしっかりと定着しています

白い点々は砂がついているだけです
こちらは引っ掻いたくらいでは剥げることはありません
金属加工会社が行う黒染め加工処理とは違いますから工具を当てると剥げます
あくまでも塗料であり塗装です(多分)逆に言うと金属以外の部分でも色をつけられます
うっすら下の金属の色が出ていますが質感は悪くないというかむしろいいかも
Amazonで他社の黒染めスプレーのレビューなんかを見るとモデルガンに使ったりしてるそうですがたしかに下地の質感を残しながら色をつけるにはいいかもしれません
また耐熱温度が250度まであります マフラーやエキパイには使えませんが普通のラッカースプレーでは使えないような部分にも使えますね
タンクのように大きな物にしっかり色を乗せるならやはり通常の塗料の方がよいでしょう
塗装面をキレイにするなら下地にサフが必要ですし艶を出すなら上からクリアを吹きますしね
パーツの塗装や補修向けにはすごく良い商品だと思います
速乾性でプライマー不要なのでラッカー塗料より断然使い勝手がいいですね
1000円はちと高いですが他社に比べればだいぶ安いですし上に書いたようにそこまで広範囲を塗るものでもないかと
これは今後結構使う機会が増えそうです