焦る気持ちは分かるけど・・
実家の車ですが中古で購入した時からリアバンパーがタッチペンで補修してあります
まあよくあるケースですね
どこのホームセンターにもあるし筆付きなので私も含めアマチュアには非常にお手軽です
ただ仕上がりというと・・・

ご覧のあり様ゴテゴテと塗った跡があります なかなか酷い
そりゃそうです 線傷をちょっと埋める程度ならまだしも平面を筆塗りなんてプロでも無理です
しかしこの傷なんとなく下塗りまでは行ってないような感じです
壁にぶつけて壁の色がついたか塗料がこすれて白くなったかの上に塗ったんじゃないでしょうか
下地までいってないなら表面をならせば傷が目立たなくなりますのでやってみましょう
まずは耐水ペーパーの♯1000くらいを使って表面を研磨します
やはり下地までいってないようで研磨するとまずタッチペンの塗料が剥げて白い傷が露出しその後に消えていきます

耐水ペーパーなんで当然水を使いながら研磨します
傷よりもごってり塗ったタッチペンが厄介
地道に磨いていきます

紙やすりなのでご覧の通り曇りますがこれでOKです
粗いヤスリなら効率はいいですが削り過ぎるリスクもあります
私みたいなシロウトには時間はかかっても安全な方法がベストです
タッチペンと傷が消えたら♯2000の耐水ペーパーを使って表面を滑らかにします

とにかくここは根気よく磨いていきます
この時点でタッチペンゴテゴテよりはマシですね
最後にコンパウンドで磨いて艶をだします
今回使ったのは定番3Mのコンパウンドです

まあハード1だけでも十分なんですがお試しセットみたいな感じで売ってたので購入してみました
順番でいうとハード1→ハード2と使っていきますがウルトラフィーナプレミアムかハード1だけで十分だと思います
しかし1だけでも十分綺麗になります

まだ曇ってますね
この程度なら地道にやれば完全に消えますが元々ブログのネタだし面倒くさいんで終わりです
深くえぐったところが残ってますがむしろこういう点傷こそタッチペンの本領発揮ですね
バイクでも車でも傷がはいるとついタッチアップしたくなりますがタッチアップは最終手段だと思った方がいいです
まずコンパウンドで磨いてみるのが先です
タッチペンの上を慣らせば綺麗になるんじゃないの?と思うかもしれませんが筆塗りの上を慣らすのは相当難しいです

そもそも塗装を綺麗にするには表面を均一にする事です
そしてそれが一番難しくアマチュアとプロとの差がもっとも出るところです
プロの方は同じ機械同じ塗料を使ってもピッカピカになります
我々素人が筆でボコボコにしたものを目立たないようになだらかにするのは至難の業です
線傷に沿って最小限に一筋塗るとか飛び石の点傷の上に乗せるとか塗るというより乗せるとか埋めるという感じじゃないでしょうかね