バイクのジャンルは本当に多様でややこしいデスね
一番簡単なのはオンとオフ
しかしこれもまたアドベンチャーがあるのでややこしい
私のようなバイクオタクならこの微妙なラインは面白い要素ですが今からバイクを選ぼうとしてる人にはチンプンカンプンでしょう
という訳で私なりの分類を(あくまで私なりです)
◆オンロード部門
【SS】
スーパースポーツを略してエスエスと言います かつてはレプリカと言われていたものが近いです
トップスピードこそメガスポーツには劣りますがコーナリング性能などサーキットで勝るのがこのSSです
実際のレースでもしのぎを削っているクラスです
各社1000と600なのはレースのレギュレーションが関係しています(たぶん・・)がスズキは750も出してますね
HONDA CBR1000RR CBR600RR
YAMAHA YZF-R1 YZF-R6
SUZUKI GSX-R1000 GSX-R750 GSX-R600
Kawasaki ZX-10R ZX-6R
多少使い勝手を犠牲にしてもとにかく高性能なバイクに乗りたい人は大型SSを選びましょう
ここでややこしいのがCBRでもCBR650Fなどはツアラーだったりすること
SS程極端ではないもののその分乗り心地が良く値段も抑えられています
カワサキは本当にややこしくて
NinjaH2 メガスポーツ
Ninja ZX-14R メガスポーツ
Ninja ZX-10R SS
Ninja1000 メガスポーツ
Ninja650 ロードスポーツ
Ninja ZX-6R SS
もう少し分かりやすい名前にして欲しいですね
【メガスポーツ】
SSとの差が分りづらいですがある意味SSを超えた究極のバイクがメガスポーツです
このクラスは大抵ツアラーを兼ねているのでロングツーリングにも適しているのが大きな違い
SSに比べシートも広く柔らかいので乗り心地が良くタンデムも得意です
大き目の車体と排気量でゆとりが違いますね
まさに公道の王者です
HONDA CBR1100XXスーパーブラックバード
YAMAHA FJR(メガスポというよりは純粋なツアラーですかね)
SUZUKI 隼
Kawasaki ZZR1100 ZX-14R H2 等
SSは実際見ると拍子抜けするほどコンパクトですがツアラーはデカくて迫力というか威圧感がスゴイです
【ストリートファイター】
サーキットではなく路上で強い(速い)
名前の通りストリートファイターです
車で言うとWRXやフォーカスRSなどホットハッチでしょうか
見た目は普通に見えてもいざ走れば並大抵のスポーツより速いのがストファイです
大きな違いはカウルが無いのとバーハンドルという事です
自転車でいえばフラットバーとドロップの違いといった感じでしょうか
切れ角も広く前傾姿勢にならないので極端に狭い道や見通しの悪い道でも扱いやすいです
私の印象だとSSからカウルを引っ剥がしてバーハンつけたカスタムという感じですが
最近はネイキッドの標準的なスタイルになったのでこれまたややこしい
その中でもこれぞストファイというもの
HONDA CB1000R ホーネット600・900
YAMAHA MT-10 FZ-1
SUZUKI GSX-S1000(750)
Kawasaki Z1000
高性能なバイクが欲しいけどフルカウル程やる気満々なのはちょっと・・・って人にはピッタリですね
ただしデザイン的に積載やタンデムなどが苦手なものが多いのでフルカウルより使い勝手が優れてるとは言えません
【ネイキッド】
未だにバイクといえばコレという人も多いでしょう
まさに日本を代表するスタイルです
ネイキッド(裸)という名の通りカウルがついていないオンロードスポーツです
車でいえばセダンでしょうか
車と同じように速いものはスポーツモデル並の性能があります
大型ともなればそこらのスポーツカーでは相手になりません
HONDA CB1300SF CB400SF VTR250
YAMAHA XJR1300 XJR400
SUZUKI GSX1400 バンディット 棚
KAWASAKI ZRX1200・400 ゼファー750・400 バリオス
日本人の為のバイクといった感じで誰が乗ってもどこを走ってもしっくりきますね
日本人でコレが嫌いって人も珍しいと思います
このスタイルのいいところはいつまで経っても古さを感じない事ですね
一時はCB400SF、XJR、ゼファーだらけでしたが今では純粋なネイキッドは珍しいくらいです
狙われやすいので盗難やイタズラには十分注意しましょう
【アメリカン】
昔からある不変のスタイルです
ネイキッド同様古いモノでも古臭さを感じません
それどころか古い方が趣があったり
クルーザーと言ったりスタイルによってはドラッガーと言われますがまあ一般的にはアメリカンでしょう
大柄な車体から一見鈍重に見えますが大型ともなるとスゴイ加速をします
HONDA レブル シャドウ スティード ワルキューレ マグナ
YAMAHA V-max ボルト ドラッグスター
SUZUKI イントルーダー ブルバード
KAWASAKI バルカン エリミネーター
アメリカンのいいところはやれコーナリングがどうの加速がどうのと細かい事に拘る必要もない事
なんというかそういうのがバカバカしく感じるような楽しさですね
そのせいか中古車の状態が良いような気がします
シートが低く足つきがよいので思いのほか取り回しも楽
サイドバッグがさまになるので積載性に優れたりと250アメリカンは実用性も高いです
一時は実用車として使われてる250アメリカンを良く見ました
中古の400アメリカンは値崩れしてるので好きな人はお得かも
【ストリート】
走行性能よりも手軽さや外観を重視したものです
あえて古い機構を採用していたりメッキパーツを多用していたり美しいデザインが魅力です
性能を追求していない分価格的にも抑えられており燃費も良いです
普段着のままで乗れる街乗りに適したバイクですね
HONDA FTR
YAMAHA SR400
SUZUKI ST250 グラストラッカー ボルティ
KAWASAKI 250TR エストレヤ W650
私の印象だと男前率が高いのがストリート
別に性能を追求してないから走ってツマラナイという事は決してありません
シンプルな構造でいかにもバイクってのを感じられますね
カスタムの幅も非常に広くボバー、カフェ、クラシックなど自分の好きなスタイルにカスタムできるのも魅力です
中でもカスタムの素材として優秀なのがSR400です
オンオフ中間部門
【アドベンチャー】
本格的にオフロード走行できるものから基本的にはオンロードというものまで幅があります
共通するのはロングツーリングを目的にしているという事
フルカウルのメガスポーツ(メガツアラー)程速くはありませんが楽なポジションで多少の段差や砂利道等未舗装路も走れるのが強みです
純正オプションにパニアがあるものが多く積載性にも優れます
そしてこのパニアをつけてこそアドベンチャーです
圧倒的な冒険感!
HONDA アフリカツイン(オフ) NC750X(オン)
YAMAHA テネレ(オフ) トレーサー(オン)TDM(オン)
SUZUKI V-Strom(オン)
KAWASAKI ヴェルシス(オン)
個人的には長旅するならツアラーよりも断然アドベンチャーですね
オフロード部門
【オフロード・デュアルパーパス】
いわゆるオフ車
モトクロスっぽい見た目なので分かりやすいですね
走行性能を重視したものもあれば乗りやすさや利便性を重視したものまで色々あります
HONDA CRF250L XR250
YAMAHA WR250R セロー トリッカー
SUZUKI DR-Z400S ジェベル
KAWASAKI KLX250
中でも走りに拘ったものがDR-Z400S、WR250R、KLX250あたりです
逆に扱いやすくトレッキングや旅向けなのがセロー、ジェベルなんかでしょうか
オフロード専用に思われがちですが実際は市街地や狭いワインディングも大得意
大型のセカンドに買ったり一度買うと手放す人が少ない印象です
それだけ便利で面白いという事でしょう
大半は250なので車検が無いのも大きなメリット
変な言い方ですが排気量に全くステータスが無いのも良いところ
【モタード】
楽しさを追求したバイク
簡単に言えばオフ車にオンロードタイヤを履かせたものです
基本はオンロードです
それなら最初からオンロードスポーツでいいじゃんって突っ込まれそうですが
理由は簡単「面白い」からです
軽くてパンチのあるオフロード車はロードで乗っても面白いのです
特にパワーに余裕のない250クラスにおいてはオフ車の軽さは大きなメリットです
それならいっそオンロード専用にしてしまえという訳です
(オンオフ混合レースが発祥らしいですが市販モタードはあくまでもオンロード向けでしょう)
HONDA XR250モタード CRF250M
YAMAHA WR250X
SUZUKI DR-Z400SM
KAWASAKI Dトラッカー KSR
上手い人はウイリーしたりジャックナイフしたりエクストリームっぽい遊びができるのも魅力です
Dトラで練習した人も多いのではないでしょうか
少し前にストリート向けのカスタムなんかも流行ったのでカスタムの素材としてもいいですね
以上はあくまでも私の個人的なイメージを元に分けたものです
実際のところ明確なジャンル分けなんて出来る訳もなくそもそもする必要もないんですけどね
私みたいなバイクオタクなこんな無駄な事をあーでもないこーでもないと考える訳です