簡単!安い!
バイクブログのくせに最近バイクをいじれておらずネタもバイクから少し離れているのでたまにはガッツリとバイクネタを
という事でヘルメットの自家塗装をやってみようと思います
バイクに乗っている人なら車体やメットの自家塗装を考える人は多いでしょう
しかし自家塗装というとハードルが高い
時間がかかる、場所が必要、難しい、汚れる、そして何より失敗したら取返しがつかない
そこでできるだけ手間とお金をかけずなおかつ失敗しても取返しがつくやり方でやってみました
今回使うのは古くなってほとんど被らなくなったヘルメット
これなら失敗してもどうという事もない
アライ MX-3
チンガードが外れてジェットにもなる優れもの!
という訳でもなく中途半端な感じです・・・
スクリーンがないのでジェットにしても使い勝手がいまいちです
現在は廃盤になっているようです
まあそんなニーズがなかったという事でしょう
ご覧の通り傷だらけ
【その1】まずステッカーを剥がします
印象的なアライのロゴ
上にクリアが吹いてある訳でもなく結構簡単に剥がれます
チンガードのロゴは後からやすり掛けで落とします
【その2】分解
外せそうなものは全て外します
ベンチレーションの部分は両面テープで貼ってあるだけなので力を加えるとぱきっと外れます
チンガードの網部分もバリバリと剥がします
マスキングで何とかする方法もありますが面倒くさいです
【その3】やすり掛け
表面はひっかき傷だらけなのでやすり掛けをします
それだけでなく足付けといって塗料を塗る際に食いつきがよくなるそうです
深いえぐれはパテを盛って直すのでしょうが面倒だしお金かかるのでパス!
パテ埋めしない代わりに削って凹凸をなるべく無くします
ちなみに今回はサフェーサーを使わない予定です
まずは400番台で粗く削り耐水ペーパーの1200番台で仕上げ
手間をかけないのがテーマですがこの部分は多少仕方ありません
多少の手間で仕上がりが大きく変わってきますしなにより後々余計な手間がかかりますしね
一気にやるとダルいので時間がある時にチョコチョコとやっていきます
普段被ってないメットなので急ぐ事はありません
ツヤがなくなってきます
オフロードタイプはゴチャゴチャしたパーツが多いので面倒ですね
ちなみにこの時点で耐水ペーパー代金300円くらいです
【その4】脱脂
塗料をはじかないように表面を脱脂します
洗剤で洗って乾かしてあとはパーツクリーナーで拭きました
【その5】マスキング
外せない部分はマスキングです
ヘルメットだと内装部分ですね
ほかにもネジ穴やゴムの部分もマスキング
かなり厄介な仕事ですが今回は土台が黒でその上に艶消しの黒なので多少塗り残しやはみ出しがあっても目立たないでしょう
【その6】設置
これがなかなか難関かもしれません
広大な庭がある人なら庭の真ん中にでおも段ボール置いて塗装すればすみますがそうでない場合は本当に難しい
なるべく隣接する家に迷惑かけないように道路側に設置しますがそれでも匂いはキツイ
場所はどうにもならなくても時間はどうにでもなりますからそこら辺を考慮すればまぁ何とかなるようなならないような
あとは匂いの少ない水性を使うというのも手です
別に水性だからといって水に弱い訳ではありません
台座は単純に段ボールの上に乗っけただけです
【その7】塗装
いよいよ塗装です
今回使うのは
カンペハピオ 油性シリコンラッカースプレー マットブラック
モノタロウで1本579円
これを2本計1200円
こだわるならウレタン塗料を使うところですが1本2000円前後しますからそれだけで4000円になり今回の趣旨から外れてしまいます
まあ趣旨というかただケチってるだけですが
あとはひたすら薄く塗っていきます
プロだと垂れはじめる厚さがわかるのでしょうが私のような素人には全くわからないので遠くから薄く塗っては別の場所や別のパーツを塗ったりしつつ何度も何度も上から吹いていきます
高い塗料だとついつい勿体なくて近くから吹いてしまいますが安いので気になりません
プロと違い時間のかかる作業ですが逆に言えば時間をかけて薄く塗り重ねれば私のようなど素人でも失敗はほぼありません
面倒くさいですがやり直しはもっと面倒くさいのでグッと抑えます
チンガードの複雑な形状が面倒くさい
3時間程度かけておおよそ塗り終わりました
通常だとここにクリアをかけますが今回は艶消しなので不要です
艶消し用のクリアもありますが今回はパス
外したパーツを再び両面テープとボンドで張り付けて完成
水研ぎが足らないのかサフェーサーが必要だったのか塗料だけでは細かい傷が隠し切れませんでした
しかしサフェーサーを使い塗装が二度になる事を考えれば今回の出来は十分です
肝心の色ですがプラスチッキーというか若干ギラついている印象ですかね
市販のヘルメットのような粉っぽさというか白っぽさという感じが少しかけます
こういうのが理想ですがね
最もこれは私の技術や元の素材にもよるのでしょう
という訳で今回は終わりです
かかった費用は
耐水ペーパー 600円
ラッカー塗料 1200円
合計 1800円です
1800円でリニューアルです
耐久性はまだわかりませんがプラスチックに吹いたラッカー塗料がそうそう剥がれる事はないでしょう
傷には多少弱いでしょうけどこれも艶消しだとある程度致し方ない部分もあります
そもそも小傷は光沢のあるもの程気になりません
問題は金額より手間、さらに場所ですね
有り余る時間といらないヘルメットがある方はいかがでしょう
何かの時の練習にもなりますし
塗ってみて思ったのですが艶消しの黒一色だとなんとも味気ないです
なんで艶消しは黒以外ほとんど見かけないのでしょうか
他の色を缶スプレーで出すのは難しいのでしょうかね
アライのステッカーでも貼れば多少マシかな
モノタロウで¥97です
もしくはステンシルで文字でも入れてみようかな
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